SEO対策(Search Engine Optimization:サーチエンジン最適化)は、検索結果に表示される順位をあげるために行う施策です。この記事では、採用ページにおけるSEO対策の解説と、実際に採用ページを検索結果に表示されやすくするための設定について説明します。
採用ページのSEO対策とは
採用ページのSEO対策は非常に重要です。
SEO対策を行うことで、作成した採用ページが検索エンジン上でより上位に表示されやすくなり、より多くの求職者にアクセスされる可能性が高まるからです。
また、SEO対策によって企業や店舗の認知度を高めれば、潜在的な求職者をも引き付けることができます。
具体的には、採用ページのタイトルやメタディスクリプションを適切に設定し、求職者がより関心を持ちそうなキーワードを含めることが重要です。
採用ページのコンテンツも同じようにSEOに配慮した形に整えることで、検索結果での上位の表示を目指すことができます。
キーワードを設定する
まず初めに採用ページのSEO対策で重要なのは、適切なキーワードを選ぶことです。
例えば、「〇〇募集」といったキーワードは、一般的で採用のイメージにふさわしい言葉の1つです。
他にも、「〇〇歓迎」「キャリアチャンス」「社員満足度」など、求職者の興味やニーズに合ったキーワードを見つけることが大切です。
キーワード例:
採用ページといっても、自社の業界や採用ニーズによって適切なキーワードはそれぞれ違います。
定期的に自社が求めるものや採用の動向を整理し、その都度最も適切と思われるキーワードを選びましょう。
また、キーワードの数は多ければ良いというものではありません。
ページ内には最低限の数で効果的な配置にすることを心掛け、どんな訪問者でも一目で内容がわかるよう簡潔に組み立てましょう。
キーワードが決まったら、採用ページの各要素に配置します。
タイトルにキーワードを入れる: 採用ページのタイトルに、選定したキーワードを含めましょう。例えば、「〇〇企業のアルバイト採用情報」といった具体的なタイトルが良いでしょう。
見出しや本文にキーワードを使う: 採用ページの見出しや本文中に、選定したキーワードを自然に組み込みます。ただし、無理にキーワードを入れすぎると読み手に違和感を与えるので注意しましょう。
画像のファイル名にキーワードを含める: 採用ページに掲載する画像のファイル名やALT属性にも、キーワードを含めると効果的です。これによって、検索エンジンはページの内容をより正確に把握できます。
メタディスクリプションにキーワードを使う: 後述しますが、採用ページのメタディスクリプションにもキーワードを含めると良いです。検索結果で目立つような魅力的な文言を作成しましょう。
メタディスクリプション
メタディスクリプションとは、検索エンジン結果ページに表示される短い文章のことです。
例えばGoogleの検索結果では、スニペット(説明文)としてページタイトルの下部に表示されます。
通常タイトルは32文字しか表示されませんが、スニペットは~150文字程度が表示されます。
採用ページのメタディスクリプションは、求職者が採用ページをクリックするかどうかを決める重要な要素です。
メタディスクリプションは、採用ページの内容や特徴を端的に伝えることが求められます。
例えば、「●●のアルバイト採用情報をチェック!未経験OK、週3日勤務可能」など、具体的な募集条件や特徴を伝えると効果的です。
また、キーワードをメタディスクリプションに含めることで、検索エンジン上での表示順位も向上します。採用ページの魅力を的確に伝えるメタディスクリプションを作成しましょう。
メタディスクリプションの例:
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メタディスクリプションの内容が決まったら、採用ページに組み込みましょう。
通常のwebサイトの場合、HTMLコードの中にメタディスクリプションを記述する必要がありますが、Hirameki 7のwebサイト機能で作成したページであれば簡単に設定することができます。
採用ページの編集画面を立ち上げ、左メニューから「ページプロパティ」をクリックし、「説明」の欄にメタディスクリプションとなる文章を入力します。
注意
Google等の検索エンジンにおけるサイト評価は複雑なアルゴリズムによって決定されています。
SEO対策として行ったキーワードの配置やメタディスクリプションの内容が信頼性の低いものであると判断された場合、サイトの評価を下げる可能性がありますので内容の選定には注意しましょう。
評価を下げないために注意すべきポイント
- 重要なキーワードの過剰使用を避ける
キーワードは重要ですが、過剰に使用すると逆効果になることがあります。
自然な文章の中でキーワードを適切に配置しましょう。
- 重複コンテンツを避ける
同じコンテンツが複数のページに存在すると、検索エンジンが混乱し、ペナルティを受ける可能性があります。
文章の内容にも注意してコンテンツを作成しましょう。
- ページ速度を最適化する
ページの読み込み速度が遅い場合、検索順位にも影響を与えます。
大容量の画像の使用やコンテンツを詰め込みすぎず、読み込み速度を低下させないよう注意しましょう。
- 正確な情報を提供する
設定したキーワード等と一致しない内容や不正確な表現を含むコンテンツは信頼性を損ない、評価を下げる原因になります。ページ全体で一貫した情報を提供しましょう。
Google Search Consoleでページのアクセス状況を確認する
webサイトをGoogle Search Consoleに登録することで、採用ページの「検索パフォーマンス」を確認することができます。
検索パフォーマンスメニューでは、そのサイトがどういった言葉で検索され何回検索結果に表示され、何回クリックされたかを確認することができます。
キーワードやメタディスクリプションの内容を決める際、よく検索されている言葉を参考にすると良いでしょう。
サーチコンソールの詳しい登録手順はこちらの記事をご覧ください。
Google Search Console(グーグル サーチコンソール)に登録したい
Hirameki 7で作成したwebサイトのSEO対策についてはこちらの記事にて詳しくご案内しています
5.【Webサイトをつくろう:基本編】 SEO対策をする 作業時間:5分
採用ページのSEO対策は、企業の成長や人材獲得に欠かせません。
適切なキーワードやメタディスクリプションを設定すれば、中途採用者や転職者があなたの企業・店舗を見つけやすくなります。
そして、SEO対策の実施はページ全体のブラッシュアップにも繋がります。競合他社との差別化や品質向上にあたってももおすすめのアクションです。
ぜひSEO対策でサイト評価を向上させ、優秀な人材を呼び込む力強い採用ページを作りましょう。