6.【Webサイトに載せるべきコンテンツ1:会社概要】多ページ構成の作り方~具体例編2~ 読了時間:10分
この記事では、「会社概要ページ」の作成方法について具体的に案内していきます。必ずしも「こうしなければならない」という決まりはありませんが、実際のページの作成方法としてご参考に頂ける内容となっています。
1.会社プロフィールを作成する
2.取引先一覧を作成する
3.同じカテゴリの別コンテンツへの導線を作成する
1.会社プロフィールを作成する
Hirameki 7では、セットパーツとして「企業概要」が用意されています。このパーツにはあらかじめ、一般的に必要とされる項目が用意されており、Hirameki 7登録時にご入力いただいた企業情報が自動的に反映されるようになっています。
ただ、こちらのパーツは残念ながら現在のところ、項目自体の編集を行うことができません。そこで、こちらよりも多くの情報を掲載したい場合は、シングルパーツを組み合わせて作成します。
このような企業情報を作成する場合、Hirameki 7では「レイアウトパーツ」「テキストパーツ」「区切り線パーツ」を使って再現することができます。
エディター画面では、だいぶ余白ができてますが実際に公開されるページでは以下のようにスッキリと程よいサイズで表示されるようになります。
2.取引先一覧を作成する
表示したい情報の種類や、表現、文章量などによってレイアウトパーツの種類や幅の比率、余白を余白パーツを使って調整いただくと良いでしょう。例えば、「取引先企業一覧」のように数が多くなる情報は、2列のレイアウトパーツではなく、3列のレイアウトパーツを利用すると縦長になり過ぎず、スッキリしたページにすることができます。
こちらを再現するためには、3列のレイアウトパーツを使います。それぞれにテキストパーツを配置して「取引先企業名」を2列に分けて入力していきます。
3.同じカテゴリの別コンテンツへの導線を作成する
複数ページのサイトを作成する際に、特に気をつけたいことの一つとして、「回遊率」というものがあります。「回遊率」は、かんたんに言ってしまうとサイトの訪問者がどれだけページ間を移動したかを表す指標で、「回遊率」が高いサイトでは直帰率が低く、サイトの滞在時間が長くなります。
複数ページのサイトを作成するそもそもの目的である「より多くの情報を発信する」ということを考えると、「回遊率」の高さは作成したサイトが目的どおりに働いているかを判断する指標になりますので、Webサイト機能のダッシュボードで確認するようにしましょう。
さて、続いて具体的な回遊率を高くするためのコンテンツの作り方を説明します。
あらかじめ用意されているパーツを使う場合は、カスタムパーツの「一覧表示パーツ」を使います。「一覧表示パーツ」は、第三階層に配置されているページ一覧を表示させるパーツで、同じカテゴリのページ間の回遊性を高めることができます。
ご覧の通り、ページ名が作成日付と共に表示されるコンテンツですので、「新着情報」のように使うことも可能です。以下の項目を設定することで表示させるページを選択できます。
対象カテゴリ・・・第二回層のページを選択します。
見出し・・・一覧の上部に表示されるタイトルを入力します。
最大表示件数・・・表示させる件数を設定します。(最大20件)
「一覧表示パーツ」では、最大20件までしか表示させることができず、表示順も自由には選択できないため、シングルパーツを使って作成するのも良いでしょう。
今回は、お手本としているトライベックのページを参考にシングルパーツを使った作成方法について説明します。
お手本
お手本とする部分は、テキストと区切り線で構成されていますので、「テキストパーツ」「HTMLパーツ」そして、横並びに配置するために「レイアウトパーツ(3列)」を使って作成します。
「レイアウトパーツ(3列)」を配置し、その中に「テキストパーツ」「HTMLパーツ」を配置します。「区切り線パーツ」を使いたいところではあるのですが、お手本ページに寄せるため、「HTMLパーツ」に<hr>タグを入れて線を再現しています。
各文字列にそれぞれのリンク先を設定し、ページの下部に配置します。回遊性を高めるコンテンツは、訪問者がそのページの記事を読み終えたところに目に入るよう配置することで、同じカテゴリの他のページへの回遊を促すことができます。
このように配置したパーツは実際の公開ページでは以下のように再現されます。
以上で、「会社概要」ページの作成方法については終了です。今回は、「会社概要」ページについて説明していますが、書かれている内容は他のページの作成時にも参考にしていただけるものとなっています。特にこのページで説明している「回遊率」については、サイト作成の際に全般的に意識したい数字です。
最後に「回遊率」が高いサイトのメリットと注意点をかんたんにまとめてみます。
メリット:
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ユーザーエンゲージメントの向上:
- サイト内での移動やコンテンツの閲覧が増えることで、ユーザーとのエンゲージメントが向上します。ユーザーが興味を持っているコンテンツに出会いやすくなり、サイトを活発に利用する可能性が高まります。
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検索エンジンランキングの向上:
- サイト内での回遊性が高まると、検索エンジンはユーザーがサイトで得られる価値を高く評価しやすくなります。これにより、検索エンジンランキングが向上する可能性があります。
注意点:
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過剰な情報量の回遊性:
- 適切なバランスが重要です。あまりにも多くの情報やコンテンツが提示されると、ユーザーが混乱しやすくなり、逆に回遊性を悪化させることがあります。シンプルで分かりやすいサイト構造を保つことが大切です。
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クオリティの低いコンテンツの誘導:
- ユーザーをサイト内で誘導する際には、常にクオリティの高いコンテンツを提供するように心がけてください。低品質な情報やコンテンツはユーザーの信頼を損ない、サイトの評判を損ねる可能性があります。
回遊率は、そのサイトに対する満足度を表す指標と言うこともできますので、是非意識してサイト作成に取り組んでいきましょう。【Webサイトに載せるべきコンテンツ】は今後も、初めてWebサイトを作る際に、どのようなサイトをつくるべきか悩む際にお役に立つ具体的な「載せるべきコンテンツ」の作り方についてご案内して行きますので、是非ご期待ください。